LLC設立、スタジオ・コヤーマ開業メモ
 出資をする(出資金払い込み証明書を作る)
銀行に行って口座を開設。
まだ、会社設立前なので、会社名義の口座は開設できないため、個人名義で口座を開設して出資金を入金。
定款に記載した通りに各人が出資したことを証明するため、
「小山雄介」の名で70万円、「小山千尋」の名前で30万円を別々に振り込む。

そして、入金が終わったら通帳に記帳し、
「通帳の名義を記載した表紙」と「振込を記載したページ」をコピーする。

払い込み証明書を作成する。
1ページ目 出資金払込証明書
2ページ目 通帳の表紙のコピー
3ページ目 通帳の振込記帳面のコピー
これらをホッチキス留めして、ページの継ぎ目に契印を押す。


実際の出資金払込証明書のアドレスは、
http://flat9th.com/st-koya-ma/LLC-St.koya-ma/shusshikin-haraikomi.pdf

 定款の作成
まずは、定款の「絶対的記載事項」を確認
◎目的(会社で取り組む事業)
◎商号(会社名)
◎本店の所在地(会社本社の住所)
◎社員の名前と住所(「社員」=出資する経営者。従業員のことではない)
◎社員(出資者)全員が有限責任であることを記載
◎各出資者の出資金額

その他に会社の基本原則として定めておかなければならないことがあれば、条文で付け加える。
◎損益分配の比率
◎出資だけして経営に参加しない人がいるときは、誰が経営に参加するのか(業務執行役員)を明記。
◎出資者が退社する理由等々…

その他、広告の方法を決定しておくと良い。
「広告」とは、会社の決定事項などを広く一般に知らせること。
LLCには決算広告の義務は無いが、株式会社への組織変更や合併、解散等の際には、事前に広告する義務がある。
LLCの定款には、広告の方法を記載する必要は無いが、あらかじめ記載しておくのが無難。
方法は
・官報に掲載
・日刊新聞に掲載(スポーツ新聞や業界新聞は不可)
・電子広告(インターネットのホームページ上に掲載)
の3つだが、もっとも一般的で安価なのが「官報」。
定款上で広告の方法を定めていない場合は、自動的に官報に掲載するものと見なされる。


実際の定款のアドレスは、
http://flat9th.com/st-koya-ma/LLC-St.koya-ma/teikan.pdf

 会社名を決定
会社名は、法律上は「商号」という。
LLCの場合は必ず「合同会社」を入れる必要がある。

ということで、「合同会社スタジオ・コヤーマ」に決定!

 LLC設立費用確認
登録免許税6万円
印鑑代(実印、銀行印、角印)3万円
印鑑証明書、謄本、コピー、交通費等で1万円
資本金100万円を合わせて110万円。

※登記簿謄本は1通700円だが、税務署や年金事務所等への届出等、複数必要。

 LLC設立手続きのスケジュール
法務局、銀行等での事務手続きが中心。
ポイントは書類づくり。分からないことがあれば窓口で聴いて確認!

◎6月16日までに、
定款に記載する事業目的の決定
社名の決定
定款の作成
◎6月23日までに、
法務局での登記相談
(法務局杉並出張所 03-3395-0255〜6 〒167-0035杉並区今川2-1-3)
銀行での出資金払い込み
印鑑証明の取得
◎6月30日までに、
登記申請書類の作成
登記申請書類の提出
◎7月7日までに、
登記完了の確認
税務署、年金事務所などへの届出

※あくまで目標とした目安だー

 スタジオ料金と収入見込み
平日、休日共に10〜23時の営業。

基本料金Ast 2,200円、Bst 1,700円で設定。
2時間パックで利用した場合は400円の割引(つまり2時間でAst.4,000円、Bst.3,000円)。
平日の10時〜18時は50%割引(つまり、Ast.1,100円、Bst.850円)。

当面の売り上げ目標は、
平日17,000円、土日祭日28,000円
週の合計が141,000円
月合計(28日計算で)564,000円

備品の売り上げは基本的に見込まない。
ギター・スクールやボーカル・スクール等の開校、コントロール・ルームの貸し出しでの売り上げを模索する。


 スタジオ経営の月々の運営資金
◎家賃30万円
◎水道光熱費&通信費(電話&ネット)10万円
◎備品補充その他10万円
◎人件費20万円
ただし、開業から3ヶ月間はコヤーマとカミさんで働くので人件費は0円。

若干余裕を持つ計算で、
ざっと合計60万円

 初期設備投資額をメドに資本金を決定
とにかく、スタジオ経営スタートと共に法人化するのだから、
スタジオ経営スタートの資金を考える。

◎店舗の家賃と保証金
最初の家賃30万円と保証金3ヶ月分で120万円を見込む。
(保証金の償却、契約期間と再契約時の費用に注意)

◎備品
基本的に中古にて耐久性を重視した機材を選択。
ターゲットは学生系バンドなので、ハード面のクオリティーの高さは求めないが、
中級者以上でも、「スタジオ料金からして、これなら我慢できる」というレベルは確保し、一応、幅広い客層を目指す。
C120各2台、予備用のヤマハ)50万円、
ベース・アンプ(アンペグorハートキー等予備含め3台)30万円、
キーボード3台(予備含む)&キーボード・スタンド2台で10万円、
ドラム・セット&シート(予備のヘッド&シンバル含む)20万円、
ミキサー3台&スピーカー5台(予備含む)30万円、
マイク&マイク・ケーブル&マイク・スタンドで10万円、
その他、ケーブル等備品類10万円
合計160万円。

◎広告宣伝費と雑費
最初の3ヶ月万のみの広告費と雑費で10万円。

◎予備費
キリよくする為に10万円としたー。

◎開業当初の赤字補填分
100万円

ざっと合計400万円だが、無理なので…

資本金100万円として、300万円の融資を受けるー。

 おおまかな事業内容&計画確認
◎基盤は現在の個人事業を引き継ぎ、
採譜、浄書、ライター等に加え、ギタースクール講師を再開する。

◎リハーサル・スタジオ経営。
コネで、設備付きの物件と契約し、
必要最小限の設備投資で開始する。
ターゲットは高校生バンド等、質ではなく安さを求める者とする。
経費を最小限に抑え、リーズナブルな値段で客を確保する。
ハード面以外のGSC確保に邁進する。
安定収入確保後、カラオケ用ブースを併設して、1人カラオケ・ニーズに応える路線で進める。

◎2年後(資金300万)をメドに、融資を受けてアパート、マンション・オーナー事業を開始する。
厳しい業界だが、綿密なQSC計画と、実家マンション・オーナー業の手伝いと、その人脈を使う。

いずれはマンション・オーナ業を主とする。
1軒目は700〜900万の1ルーム・マンション(築10年ちょいくらい)購入。
5年後(300万資金)をメドに2軒目(同様の物件)を購入。
その2年後に同じ要領で2軒を購入。
この時点で一棟モノを視野に吟味する。

具体的な事業計画書は別途…

 LLCの設立手続きの流れ
事業内容を決める→
資本金を決める→
出資者を決める→
会社名(商号)を決める→
定款を作る→
出資金を払い込む→
設立登記申請→
登記完了→
税務署&年金事務所などへの届出→
事業スタート


設立登記の手続きの中でもっとも肝なのが定款の作成。
定款とは、会社の事業目的や組織についての基本的なルールを定めた文書で、会社の憲法のようなもの。
会社を設立する際には定款を作って、それに登記申請書などを添付して、法務局に提出する必要がある。

登記とは、法務局が管理している登記簿に、所定の事項を記載、記録すること。
会社の設立や組織変更などの登記を「商業登記」という。
会社の設立登記は、人間で言えば出生届を出して戸籍を作ったり住民登録をしたりするのと同じような手続き。

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