LLC設立、スタジオ・コヤーマ開業メモ
 事業計画書その4
★採譜、浄書、ライター等の売上と経費

過去、10年にわたる個人事業の業務を、スタジオの事務所スペース(コントロール・ルーム)、受付スペース(エントランス)、及び自宅本社スペースで引き続き行う。

実績(確定申告書を参照)としては、おおよそ年間850万の売上、500万円の経費があるが、
貸スタジオの経営との絡みにより若干仕事量をセーブし、
売上700万円、経費400万円と算出する。
経費の中には本社(自宅事務所)の賃貸料金7万円/月(年間約84万円)が含まれる。

 事業計画書その3
★スタジオの営業時間&料金設定(2013年末までの「オープン価格」で設定)、及びギター教室の料金設定

スタジオ営業時間は10:00〜23:00。
スタジオ料金はAスタジオ(14畳)が2,000円/1h、Bスタジオ(9畳)が1,600円/1h、
ただし、平日の〜18:00は半額(Aスタジオ1,000円/1h、Bスタジオ800円/1h)
また、前日または当日予約で、1人もしくは2人での個人練習の予約を可能とし、
その料金を1人で利用の場合500円/1h、2人で利用の場合も500円/1hとする。

レコーディング(コントロール・ルーム+Aスタジオの貸出し)料金は、オペレーター込み6時間パックで4万円(うち半額はオペレーターのギャラ)とする。

ギター教室はコントロール・ルームの空き時間を利用する。
月謝8,400円で、1回1時間で月3回のレッスン、1クラス3名定員を基本とする。
ギター教室部門は基本的に(有)アールジーエス(ギター教室の会社)の傘下に入り、
広告による生徒募集はアールジーエスに任せる。
その為、生徒人数に応じて別途経費(1人につき3,150円/月)が発生する。

 事業計画書その2
★スタジオ部門の基本的必要経費

家賃は共益費&消費税込みで30万円。
前経営者がスタジオ営業したときの水光熱費合計の実績が平均で約8万円/月(電気60,000円、ガス3,000円〜20,000円、水道3,500円)。
通信費(電話&ネット)代として約2万円。
スタジオ機材が壊れた際の機材補充比が平均で約5万円/月。
以上、合計45万円が基本的に必要経費となる。

その他、アルバイト代(時給800円)の人件費がかかる。
平日は18:00〜23:00の5時間、土日祭日は10:00〜23:00の13時間、
1週間の合計アルバイト時間は、5時間×5日+13時間×2日=51時間、
4週間を1ヶ月とし、1ヶ月合計で51時間×4週間=204時間。
よって、1ヶ月の人件費を時給800円×204時間=163,200円と算出する。

貸スタジオの宣伝費は、ホームページの無料広告のみを出すため、月々の経費として算出しない。
事務所の机やパソコン、Fax等は現在の事務所のものをそのまま使う。
その他の細かい経費(少なくとも10万以下)は、採譜、浄書事業の売り上げから使うものと計算する。

以上のことから、スタジオ部門での月々の基本必要経費を約45万円と算出する。
人件費も含めた経費合計を613,200円と算出する。

 事業計画書その1
★貸音楽スタジオ(リハーサル・スタジオ)の経営事業計画

高円寺駅から徒歩5分、鉄筋コンクリート5階建てビルの地下1階、約100平米弱の物件。
(東京都杉並区高円寺北2-18-7 千恵ビルB1)
元々、リハーサル・スタジオだった為、物件的にはそのままリハーサル・スタジオとして使える。
練習スタジオ2部屋(14畳&9畳)と約15畳のコントロール・ルーム、そして受付を置くエントランス・スペースから成る。
しかし、(部屋はそのまま使えるが、)アンプやスピーカー、マイク等の機材がないので、機材の投資(およそ200万程度:詳細は後)が必要。

前にスタジオ経営していた会社(有限会社アールジーエス)は、私(スタジオ・コヤーマ代表:小山雄介)が以前勤めていた会社であり、社長も知り合いであるため、防音設備の買い取りは必要ないとのこと。
つまり、物件の契約(家賃&保証金)と機材投資代のみで開業できる状態にある。

リハーサル・スタジオとして稼働できる部屋は2部屋のみで、それのみでの収入は限られるが、
現在の自分の資金、
前経営社(RGS)の貸スタジオとしての実績、
そして、個人事業として行ってきた現在の仕事(楽譜の採譜&浄書、音楽ライター等)の事務所としてコントロール・ルーム及びエントランス・スペースを使えること、
コントロール・ルームを使ったレコーディングによる収入も計算できること、
その他、コントロール・ルームの空き時間を使ってギター教室(過去に10年間程の講師経験有り)を開設することも鑑み、
物件契約をして貸音楽スタジオを開業することに決めた。

 印鑑の発注
6/17
会社実印、銀行員、角印、および、千尋の実印を発注した。
6/19午前中に到着予定。

 RGS代表北郷氏との打ち合わせにあたり…
築年数、フロアの広さはどれくらいか?

建て替え予定は無いか?

契約の中身ざっとどんな感じか?

現状での家賃&保証金(もしくは敷金&礼金)はいくらか?

契約期間と更新料は?

家賃の値下げ交渉が出来るか?

水道光熱費は大体いくらか?

備品補充費は大体いくらか?

スタジオ広告、ギター教室広告のアドバイスをもらう。

スタジオ予約状況のcgiプログラムは何を使っているか?

機材調達の詳細チェックと具体的なモノのアドバイス、調達ルート等アドバイスをもらう。

 登記申請
インターネットの法務省民事局の商業・法人登記ホームページから登記申請書の記入例と必要書類を入手する。
・OCR用紙
・印鑑届出書
http://www.moj.go.jp/ONLINE/COMMERCE/11-1.html
OCR用紙は「登記すべき事項」を記載する用紙ですが、この用紙を使わずに、
必要事項を白紙にプリントアウトして提出することも出来る。
また、電子データとしてCDなどで提出することも出来る。

定款を作ったら法務局に持参して、登記相談窓口で定款の記載内容に不備がないかチェックしてもらう。

登記申請には、出資者全員の印鑑証明書が必要。


すべての書類がそろったら、法務局に行って書類を提出。
提出前に「登記相談窓口」で書類一式を最終チェックしてもらえば万全!

登記申請に必要な書類一覧
・設立登記申請書
・登記すべき事項(OCR用紙)
・定款
・出資金の払込み証明書
・出資者全員の印鑑証明書
・印鑑届書
など


と思ったら、なんとオンラインで申請できるらしい。
法務局ホームページを参照〜

 商工会議所にアタック
とりあえず、商工会議所の「マル経融資」で攻める。
「マル経融資」は小規模事業者向けの制度。無担保、無保証人、低利な国の融資。

◎融資限度額1,500万円、担保&保証人無し。

◎返済期間は、運転資金7年以内、設備資金10年以内。

◎融資対象は、以下のすべての要件を満たす方
・従業員20人以下(商業・サービス業は5人以下)の法人・個人事業主
・商工会議所の経営・金融指導を受けて事業改善に取り組んでいる
・最近1年以上、同一会議所の地区内で事業を行っている
・商工業者であり、日本政策金融公庫の融資対象業種を営んでいる
・税金(所得税、法人税、事業税、住民税)を完納している

◎融資利率は、年利1.65%(25年5月31日現在)

◎必要書類
・法人の場合
前期・前々期の決算書および確定申告書
決算後6ヶ月以上経過の場合は最近の残高試算表
法人税・事業税・法人住民税の領収書または納税証明書
商業登記簿謄本(履歴事項全部証明書)
見積書・カタログ等(設備資金の申込みの場合)
・個人事業主の場合
前年・前々年の決算書(または収支内訳書)および確定申告書
所得税・事業税・住民税の領収書または納税証明書
見積書・カタログ等(設備資金の申込みの場合)

その他、不動産を持っていて新規の申込みの場合は、不動産謄本。


マル経融資希望の連絡先一覧は、
http://www.tokyo-cci.or.jp/marukei/file/renraku.pdf

 融資をどこから受けるか
◎日本政策金融公庫(旧国民生活金融公庫)
要は、国が運営する「お金を貸すこと専門」の銀行のこと。
新規事業が借りやすい。年利息3%前後?

◎自治体経由で借りる
いわゆる「制度融資」
年利息0.5〜2.2%だが、審査が比較的厳しい。
信用保証協会の保証が前提になり、保証協会に保証料を払う。

◎商工会議所経由で借りる
商工会議所の推薦状をもらって、実際には日本政策金融公庫から融資される。

◎信用金庫、銀行から借りる
信用金庫は小さな会社にも融資をしてくれるが、上記3つより利息が高い(6〜12%)
銀行は信用がないと貸してくれない。

◎消費者金融やカード会社
問題外(年利15%以上から29%未満)。
資金が回らなくなる可能性あり。

 役員報酬
役員報酬は、
小山雄介 20万円/月
小山千尋 8万円/月でスタートする。

合計28万円/月、年間で336万円、千尋の報酬は96万円/年で扶養を外れない。

最初の3ヶ月間で、利益に応じて調整、
以後は1月に役員報酬を検討する。

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